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ソメスサドル【日本の革鞄と馬具】

2020.07.17一流に挑む|社長と歩むソメスサドルの歴史#7


前回、東京の営業で訪れた、ウエスタンバーでの体験について伺いました。

鞄の制作にも至ったそうですが、その後の制作や販路展開に変化はあったのでしょうか。

はい。

更なる販路展開に乗り出しました。

一流店舗進出へ

百貨店の口座開設


 

ウエスタンバーでの交流のおかげで、オリエントレザーとしては鞄第1号となる、サドルバッグが誕生しました。

試作の段階で大変好評をいただき、バーの常連さんを中心に多くの注文をいただいたことは大変嬉しいことでした。馬具にはじまり、小物の制作から鞄を制作出来るにまで至れたことは自信にも繋がり、東京で営業活動をする私としては、次は一流のブランドや企業にも営業をかけてみようかという想いが徐々に湧いてきたんです。

 

そして、まずはと向かったのが新宿のある百貨店。

現在でも馬具を取扱っている日本でも稀な百貨店です。当時は1階のフロアに広々と展開されていました。ただ来たは良いものの、営業のアポももちろん取っていませんし、どこへどう売り込んで良いかもわからず、ただただ遠くから売り場を眺めるしか出来ませんでした。

そんな時、偶然の出会いがありました。スキーの現役時代によくお世話になっていたスポーツ店の息子さんが、偶然に私の目の前を通ったんです。

馬具の営業のためにこの場に来たという経緯を話すと、なんと「うちで取引があるから、バイヤーを紹介するよ」と言ってくださいました。

 

バイヤーさんを紹介いただき商品を持ち込んでみましたが、国内での実績も乏しかったからでしょうか、その場での口座の開設には至りませんでした。

ただ、ありがたくも仲介いただいたスポーツ店の口座を借りて、商品を置かせていただけることになり、1年半の販売を経て正式に口座を開設させていただけることになりました。

会社にとっては百貨店の口座開設第1号、それはとても嬉しかったです。偶然というより、まさに奇跡ともいえる出会いからの急展開でした。

馬具の本場ヨーロッパへ

百貨店進出に次いで、また新たなチャンスが訪れます。

北海道庁が道内の輸出企業を対象に、ドイツで開催される展示会の出展を募っているとのこと。海外の輸出はストップしていましたが、過去に実績があるので審査に通るのではないかということで本社から連絡をもらったのです。

以前お話しもしましたが、創業当時はアメリカへ向け馬具の輸出事業を主にしていましたので、わずかでも可能性に賭け応募したところ、これが運良く選ばれました。

 

ヨーロッパといえば乗馬大国、特にドイツは馬具の制作技術にかけて世界のトップを誇るまさに本場です。
当時会社は乗馬クラブのオーナーにダメ出しをいただきながら試行錯誤で鞍の制作をしている最中で、本場での反応に不安はあったものの、JETRO(日本貿易振興機構)が主導の展示会だったので少なからず受け入れてもらえるのでは、という淡い期待はありました。

当時私が26歳。会社を代表して1人出展に立つことになりました。

 

ありがとうございます。

次々と新たなチャンスが舞い込んで、挑んでゆく染谷社長。

次回はドイツでの展示会での体験について伺います。

 

ソメスサドルの歴史

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