名誉な仕事|社長と歩むソメスサドルの歴史#19

百貨店への出店、東京での路面店オープンと、ソメスブランドの広がりを見せると同時に新たな仕事の機会をいただくようになりました。

名誉な仕事

ソメスブランド認知が広がる

百貨店への出店、そして東京青山での路面店オープン。砂川の移転から10年経過して、北海道・東京いずれにおいてもソメスブランドの認知、そしてソメスファンとしてご来店いただくお客さまが着実に増えていました。
それに比例するように、この頃から企業としての評価や、名誉な仕事の依頼をいただく機会が増えてきました。

京都迎賓館への納品

2005年、内閣府が管理運営する「京都迎賓館」落成にあわせ、各部屋で使われる革製品のご依頼をいただきました。

ブログ#19_京都迎賓館への納品

京都御所内にある京都迎賓館は、各国の来賓をお迎えする場として、日本の伝統的な建築技術や伝統技法を随所に用いた趣のある大変美しい施設です。施設内には全26の部屋があり、その入り口にあるシューズボックスで使われる革巻きの靴べらを製作しました。また各部屋にある執務室には、レザーマットやレターボックス、メモカバーなどを納め、全部屋のセッティングまで担当しましたので、思い出深い仕事になりました。

洞爺湖サミットへのバッグ製作

2008年、首脳国主用会議(洞爺湖サミット)開催にあたり、G8首脳とEU連合の委員長ご夫妻へ進呈される商品製作のご依頼をいただきました。

ブログ#19_G8サミットのバッグ

7月の開催に向け、道庁からお声がかかったのが4月。製作期間が短い中でしたが、大統領にはダレスバッグ、ファーストレディーにはユーティリティバッグを贈ることに決まりました。

私は商品の中に、メイドインジャパン、そしてメイドインホッカイドウの要素を表現できればと考えていました。そこで思いついたのが、他の商品開発で使っていた漆です。

ブログ#19_G8サミットのバッグ

革と漆の組み合わせは相性が良く、皮に漆を塗る「漆皮-しっぴ-」という伝統工芸の技法が今も残っています。ヨーロッパでも日本の漆製品は評価が高く、贈呈品にも漆を用いることにしました。さらに、営業担当者の「アイヌの文様を入れてはどうか」という提案から、バッグの内装の一部に漆の技法でアイヌ文様を入れ、贈呈する各バッグに、各国の母国語でパーソナルネームの刻印も施しました。いずれも大変ご好評をいただいていたと伺っています。

企業努力の評価

ものづくり企業としての実績が認められ幾つかの賞を受賞しました。2005年には、女性専用乗馬鞍と競馬用レース鞍が「ものづくり日本大賞 経済産業大臣優秀賞」を受賞。路面店をオープンした2006年には「明日の日本を支える元気なモノ作り企業300社」に選定され、さらに2007年には「デザイン・エクセレント・カンパニー」受賞など、様々な評価をいただきました。

ソメスサドルの前身であるオリエントレザー時代から、私は各所を駆け回り営業活動をしてきました。ですが今回ご紹介した名誉な仕事は、自ら手を上げてお願いをしたものではなく、ご指名をいただいたものです。 これも過去から積み上げてきた経験や、技術の向上と継承に努めてくれた社員達など、すべての努力への評価だと実感しています。

 

オリエントレザー創業から約45年。これまでの努力が新たな仕事や評価という形で実となっていました。

 

※1 ものづくり日本大賞
日本の文化や社会を支えるものづくり技術の継承・発展に貢献した個人や団体に贈られる賞。2005年 第一回経済産業大臣優秀賞を受賞。

※2 明日の日本を支える元気なモノ作り企業300社
経済産業省主催、日本のモノ作り企業の姿を具体的に示し、モノ作り中小企業の活力を与えると共に、若者を中心に広く認知と関心を持ってもらう目的で選定された企業300社に選定。2006年。

※3 デザイン・エクセレント・カンパニー
経営者の理念と生活・社会の創造に基づいた企業活動をデザインし実践していく企業、次世代の企業モデルとしてふさわしいとされる企業に贈られる。2007年第3回選定にて受賞。

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