「コードバン」とは?革のダイヤモンドと言われる理由|革の魅力と特徴

革のダイヤモンドといわれるコードバン

コードバンとは

数ある革の中でも“最高級”と評される「コードバン」。キメ細かな、美しい艶に高級感が漂います。
コードバンとは馬のお尻部分の皮です。一般的に仕上げられた革と違い、皮の中にある厚さわずか2mm程度の「コードバン層」と呼ばれる部分だけを削り出したものがコードバンの革となります。
皮からコードバン層を傷つけずに綺麗に削り出すには熟練の技が必要です。削り出す作業工程が「宝石採掘」に似ていることや、希少性、仕上がりの美しさから「革の宝石」「革のダイヤモンド」と呼ばれています。

コードバンは希少な革

コードバンの一枚革

▶︎コードバン一枚の大きさはわずか50x30cmほど

牛革は、一般的に食用牛の副産物として利用されます。牛革が多く流通しているのは、世界的に食用牛の消費量が多いためです。 馬革も食用とされる農耕馬の副産物から生まれます。しかし、馬肉を食する地域は牛に比べ少ないため、革の生産量も少なくなるのです。
さらに、全ての馬革がコードバン層を持っている訳ではありません。削らなければ、コードバン層の有無もわからないのです。

コードバンの一枚の大きさも小さいため、バッグなど大きな製品よりも、財布や靴などサイズの小さな製品に多く使われます。  

コードバンの種類と特徴

「コードバン」と一口に言っても、種類がいくつかあります。仕上げの方法や製造業者によって風合いも異なります。ここでは代表的なコードバンの種類と、その特徴をご紹介します。

オイルコードバン

オイル仕上げコードバン

最も一般的に流通している種類です。海外では「シェルコードバン」とも呼ばれています。
オイルコードバンはその名前のとおり、内部にオイルを浸透させています。オイルをしっかりと浸透させることで、折り曲げに対する耐久性が高まります。靴の甲や腕時計、二つ折り財布など曲面のあるアイテムで、表面が割れずに美しさを保つ事が出来るのはこのためです。 オイルコードバンの多くは仕上げとして「グレージング」を施しています。革の表面をガラスなど凹凸のないもので圧力をかける事で表面に艶を生み出します。

水や汗に弱い

水分はオイルコードバンにとって最大の敵と言えます。水が付くと、グレージングで圧着されていた繊維が立ち上がることにより、表面が盛り上がり光沢を失ってしまいます。「水ぶくれ」とも言われます。
雨に当たってしまったり、男性は暑い季節にコードバンのお財布をパンツのヒップポケットに入れて汗がついてしまう、という方も多いです。特に汗に含まれる塩分やアンモニア成分は、変色や劣化の原因にもなります。
さらに、防水スプレーはコードバンの特有の風合いを損なってしまうので不向きです。水ぶくれが出来てしまった場合のケアはある程度可能ですが、水に触れる場面では使用を避けることをお勧めします。

強いけど傷つきやすい

コードバンは堅牢性が非常に高く、牛革の3倍と言われています。引き伸ばしや押し込みにも強くとても丈夫です。しかし、キメが細かくスムースな表面は傷に弱く、わずかな傷でも目立ちやすくなります。

 

▲グレージングの様子/somès公式Instagram

 

顔料仕上げコードバン

顔料仕上げコードバン

ヨーロッパの原皮を、国内でタンニン鞣しを施した後、表面に顔料を乗せて色付けをしています。これは日本独自の製法で、主にランドセルの素材として使われています。

耐久性が高い

顔料仕上げのコードバンは、オイルをたっぷり浸透させるオイルコードバンと異なり、必要最低限のオイルのみを内部に浸透させています。そのため非常に硬く、耐久性が高いのが特徴です。
荒く扱われがちなランドセルでも6年間をしっかりと耐えられる素材です。

水に強い

顔料仕上げにより、革表面が覆われているので、水が付いた際に内部へ浸透することはほとんどありません。

顔料で表面を覆われたコードバンは、オイルコードバンに比べ、革特有の風合い、またエイジングについても変化はあまりありません。 しかし耐久性が高く、水に強い特徴もあるので、日頃のケアが苦手な方にはお勧めのコードバンです。

コードバンを使った商品

ソメスのコードバンを使ったシリーズはこちら

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