
私たちの原点
ソメスサドルは1964年、北海道の旧産炭地で生まれました。炭鉱の閉山によって仕事を失っていく地域に、新しい産業と働く場所を作りたい。そんな想いから始まった会社です。
そこで私たちが選んだのが、馬具づくりでした。
馬具は、人と馬の命を預かる道具です。だからこそ、品質に妥協せず、一つひとつの工程に責任を持つ。その姿勢は、バッグや革小物をつくるようになった現在も、私たちのものづくりの基本となっています。
ソメスのものづくりで大切にしているのは、「道具としてのあり方」です。見た目の美しさだけでなく、使いやすく、丈夫で、修理をしながら長く使い続けていただけること。
使う人のことを考え、良い道具をつくる。その積み重ねが、今のソメスにつながっていると思っています。
一人ひとりが、
力を発揮できる会社へ
私が社長に就任したのは2021年です。ちょうどコロナ禍の真っただ中で、社会もお客様の暮らしも大きく変化していた時期でした。
これまで当たり前だと思っていたことが、当たり前ではなくなる。そんな状況の中で、会社として何を大切にし、何を変えていかなければならないのか、改めて考える機会にもなりました。
ソメスには、長年にわたって技術や経験を積み重ねてきた社員がいます。一方で、新しい考え方や感性を持った若い社員もいます。工場、販売、営業、管理。それぞれに役割は違いますが、一人ひとりがソメスというブランドを支えています。
私は、社員それぞれが持っている能力や個性を、もっと発揮できる会社にしていきたいと考えています。そのためには、安心して働ける環境を整えることはもちろん、一人ひとりが自分の役割に責任を持ち、自ら考え、意見を出し、新しいことにも挑戦できる組織であることが大切です。
そして、会社として何を大切にし、どこへ向かうのか。その方向性を示し、必要な決断に責任を持つことは経営者である私の役割です。
社員一人ひとりが、自分の仕事に前向きに取り組み、のびのびと力を発揮できる。そんな会社を目指しています。
これからのソメス
創業以来大切にしてきた地域への思いは変わりません。社員とその家族が安心して暮らせること。そして、ソメスがこの地域にとって、これからも必要とされる存在であり続けること。私は、会社を経営するうえで、そうしたことも大切にしたいと考えています。
ただ、これから先も北海道・砂川でものづくりを続けていくことは、決して簡単ではありません。社会も、お客様の価値観も、働き方も変化しています。これまでと同じことを続けているだけでは、守れないものもあります。だからこそ、私たち自身が変わり続ける必要があると思っています。
現在、ソメスではブランドの価値を改めて見つめ直し、より多くの方に伝えていく取り組みを進めています。また、創業当初からの目標の一つであった海外市場への進出にも挑戦しています。
長年培ってきた技術や品質へのこだわり、使う人のことを考える姿勢はこれからも変わりません。受け継ぐべきものを大切にしながら、変えるべきところは変えていく。その積み重ねが、ソメスの次の時代につながっていくと考えています。
これから仲間になる方へ
ソメスの仕事は、決して派手なものではありません。一つの技術を身につけるにも、一人のお客様との信頼関係を築くにも、時間がかかります。ただ、その積み重ねの先には、誰かの人生に長く寄り添う道具があり、それをつくった自分への確かな誇りがあります。
ものづくりが好きな方。人と接することが好きな方。ソメスの製品やものづくりに、何かしら魅力を感じてくださった方。私たちは、今持っている経験や技術だけでなく、目の前の仕事に誠実に取り組み、粘り強く学び続ける姿勢を大切にしています。
新しい挑戦を始めたソメスには、皆さんの力が必要です。北海道・砂川から、全国へ、そして世界へ。これまで受け継いできたものを大切にしながら、これからのソメスを一緒につくっていきたいと思っています。
私たちの考え方やものづくりに共感していただける方と、お会いできることを楽しみにしています。
ソメスサドル株式会社
代表取締役社長染谷 尚弘

